アガベが締まらない……
ボール状にしたいけどやり方が分からない….
という悩みを抱えているアガベ趣味家の方々向けに
アガベの締め方についてまとめてみました!
せっかく奮発して購入した良株を、
「形を崩したらどうしよう。。。」と不安に思うひとは多いです。
正しい締め方、育成環境を知ることで、
奮発して購入したアガベを良株に育てあげることはメリットしかありません!
この記事を読めば、あなたがアガベをボール状に締めるための育成方法が分かります!
以下からスタート!
アガベが締まるとは?
そもそも締まるってどういう状態でしょう?
アガベを育成が長い人でも理解していないひとは意外と多いです。
以下のような参考写真をヤフオクなどで見かけますよね。
ひとつ一つの葉が中心に向かって、隙間なく纏まっている状態で、
フォルムがボールのような丸みを帯びています。
締まっていなくボール状になっていないアガベと比べると、明らかに見応えある。。。
これなら数時間見てても飽きませんよ。。。笑
この株たちとかマジで凄すぎですよね。。。
ヤフオク! – 【子株】アガベ チタノタ インフェルノ (yahoo.co.jp)
ホリダで解説
”締まっている”ってアガベには何が起こっている状態なのでしょうか?
次の2枚は、
私のホリダの水やり前と水やり後です。
見て分かると思います、水やり後めちゃめちゃ開いてる!!
やっぱり水やり前の方が私は好きです。
ではなぜ水やり前後で開くと締まるが変わるのでしょうか…?
状況整理
葉元の写真。
左は葉元が痩せ、中心に向かって立っています。
一方、
右は葉元に水分が蓄えられ、外に向かって倒れています。
さらにシワの数も違いますね。
この写真は同じ葉を水やり前後で撮影したものです。
たった一日の違いでこれです。
締まりに水分量がいかに影響するか分かりますね。
締まるの原理
アガベの締まりには水分量が影響すると分かったところで、
どうやって水分が減っていくか気になりませんか…?
アガベを含む
植物たちは蒸散をします。
二酸化炭素を取り込むために葉にある無数の気孔を開けます。
その時に気孔から水蒸気が放出されることが蒸散です。
中学1年生の理科の学習ポイント!今すぐニガテを克服しよう|家庭教師ジャニアス (janiasu.com)
つまり、水蒸気が外に放出される=
植物本体の水分量が減ってしまうという事です。
アガベは蒸散を行うとどうなるでしょう?
育てている方はお分かりの通り、葉元からキュッとシワが寄って、水分が減った見た目になりますよね。
アガベは葉元から水分が抜け、シワができる事で葉が中心に向かって立っていきます。
下葉から進行していき、だんだんと上の新しい葉まで波及されます。
そのように葉の一つひとつにその葉元のシワがついてくると、株自体がボール状に近づいてき、いわゆる締まった状態になります。
これが一般的に“アガベが締まる“という状況です。
締める方法
いよいよ本題。。。
アガベを買って満足しているそこのあなたッ!
いきなり水切りをして、締めようとしてはいけませんよ!!
あなたの家に急に連れて来られたアガベは、
その環境に慣れておらず、十分な成長ができない可能性が高いです!
まずは根!
まずは根です!!
植物は根を張ることで水分を吸収し、蓄えることができます。
根は栄養摂取し、葉を健康に保つ役割等々…なくてはならないものです。
鉢内に根が張っていない状態では、植物自体の体力が足りず、葉が枯れやすくなってしまいます!
したがって、締めるのは
➀アガベを育成環境に慣れてもらってから
②鉢内の根を充実させてから
を心がけるとアガベに負担を掛けにくく、締めることができます。
締めまでのフロー
締めの原理と、
根が重要とわかったところで、
具体的になにをすれば良いのか……
手順をまとめました!
これを参考に育てる
株に対して鉢が大きいと大ぶりな株に育ちやすく、締まりにくい事があります。
適した鉢を選びましょう!
この3つの要素は植物の成長にとても重要です。
光:光合成
風:空気の循環
水:栄養吸収
株の健康状態を保つためにも、栄養吸収しやすい状態にしましょう。
締め後に回復するには、根が多いほど立ち直りが早いです。
いよいよ水切りで様子をみます。
水やり頻度を徐々に減らして、締め作業に移りましょう。
株が締まったままだと
下葉から枯れ始めます。
適度に水やりを!
この育成手順で締まったアガベに近づいていきます。
しかし!
アガベにも個体差があるので、
全てには当てはまるものではありませんので注意です。
様子を見ながら、微調整を繰り返すことが大事ですね!
締める環境づくりへ
断言しますが、
締めるために必要なのは….
光×風×水です。
この3つの要素でオススメするのが、下記の3つです。
何度も言います。
この3品はアガベ育成家には、いちど手に取ってもらいたいアイテムです。
※以下から解説です。
HASU38 spec9 6Kという植物育成ライト。
PPFDと呼ばれる「光合成有効光量子束密度」が他製品よりも非常に高いです。
光合成効率が向上するため、より早く成長を促すことが出来ます。
以下の記事で少し解説しています。
植物は風が吹くことで周りの空気が循環し、二酸化炭素濃度が下がりにくくなります。
風がある場所では、効率的に二酸化炭素を吸収することができます。
このサーキュレーターは24時間稼働しても、モーターが衰えることもなく、
強風を保っています。個人的にリピート購入予定です。
名前の通りに霧状に水を散布してくれます。
用土を散らすことなく、植物に優しく、水を与えられます。
さらにタンク式なので、液肥にも対応し、多く株に一度で水やりをすることが出来ます。
光×風×水はアガベの生育にとって、
かなり重要です。
上記にあげたものを参考に揃えていくと、
もの凄い鋸歯が出て、締まったアガベも夢ではないと思います。
まとめ
アガベの締め方について解説してきました!
水やりの頻度を減らすことが大切であることや、
光×風×水の3要素で育てることが望ましいことを書いてみました。
ポイントを押さえて、正しい育て方、締め方を行うことで、美しいアガベを育てることができます!
初心者でも取り組みやすい育て方なので、ぜひ挑戦してみてほしいです!
では、以上でボタ日誌を終わります。
さようなら!
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