今回は、著者 稲垣栄洋さんの
「 面白くて眠れなくなる植物学 」
についてご紹介いたします。
植物って面白いカタチをしていると思いませんか?
トゲトゲしてたり、ぷっくら丸々しくて可愛いカタチをしていたりと。
ボタ日誌管理人の私は多肉植物の特徴的であるカッコイイし可愛い見た目が大好きです。
私は普段から植物たちの生育のために
論文や書籍を参考に育成方法を考えています。
そんな中、
アガベとかって、なんで鉢に植えられてない状態で長期間も生きていられるんだろう。
乾燥地帯なのになんでたくましく成長してんの!?
自然界ってすげー✨
っていうことを思っていまして、
植物の謎な生態について知りたいなというわけで
「面白くて眠れなくなる植物学」に辿り付きました。
内容
本の内容は….
植物は当たり前のように私たちの身の周りにありますが、けっして何気なく生えているわけではありません。
植物の生態は、私たちが思っているよりもはるかに不思議で、謎に満ちています。
本書は、そんな植物のミステリーに迫ろうという一冊。
●花占いの必勝法
●ちょうちょうはなぜ、菜の葉にとまるのか?
●水戸黄門の印籠はフタバアオイ
●紅葉はなぜ赤くなる?
●大根足はほめ言葉!?
●植物の血液型は?
●赤ちょうちんは熟した果実!?
●泥棒の風呂敷は唐草模様
●法隆寺の柱は生きている?など、そういえばなぜだろう……と、
思わず答えを探らずにはいられないトピックが満載。
さあ、私たちも、植物学の扉を開けて、不思議に満ちた植物の世界をのぞき見てみることにしましょう。
面白くて眠れなくなる植物学 | 稲垣栄洋著 | 書籍 | PHP研究所
この紹介文を読むと、
小中学生向けか?と思いましたが、全然そんなことなかったです。
ゲノムや細胞、進化の話など大人が読んでも普通に楽しめる内容でした。
なかでも私が勉強になったと思ったのは、次の5つの章でした。
・植物のダ・ヴィンチ・コード
・ねこじゃらしは高性能植物
・紅葉はなぜ赤くなる?
・芽が出ない……
・泥棒の風呂敷は唐草模様
どれも私が育てている多肉植物にも関する勉強になる内容でした。
あっ、だからこんな形状なんだ とか
植物って頭良いなって関心しちゃいました。
ちょっとだけ内容をご紹介します。
植物のダ・ヴィンチ・コード
植物は映画「ダ・ヴィンチ・コード」にも登場する
「1、1、2、3、5、8、13、21・・・」という前2つの数字を足した数列に関係しているという内容。
上記の数列をフィボナッチ数列と言います。
植物はフィボナッチ数列にしたがって、葉っぱを付けるそうです。
アガベなんかは規則正しく角度がズレていって葉が展開しますよね。
それはただ葉の角度が変わっているだけではありません。
フィボナッチ数列から導かれるもっともバランスの良い角度で葉が形成されるようになっているそうです。
良い葉のバランスによって、光合成を効率化できるってわけです。
自然界の知恵と数学が一致するという興味深いですねー。
こんな感じで葉が展開するに伴って、葉の角度が変わっています。
ねこじゃらしは高性能植物
光合成やエネルギーの生成方法は植物によって違うという話でした。
一般的な植物はその光合成方式からC3植物と呼ばれているそうです。
一方、炎天下の水も少ない状態で生きるねこじゃらしはC4植物と呼ばれています。
C4植物はC3植物よりも高い光合成能力を発揮します。
しかし、
C4植物の欠点は暑い昼に気孔を開くことから水分が奪われやすいことでした。
さらにC4植物よりも高い光合成能力をもつのがアガベやパキポディウムなどのCAM植物です。
CAM植物は昼と夜でエネルギーの生産方法を変えます。
暑い昼は気孔を開かずに光合成、
夜は気孔を開いて二酸化炭素を取り入れます。
それによって、
水分を失わずに効率的にエネルギーの生産できるようになっています。
植物育成ライトなんかで室内管理している方は、気づくことがあるんじゃないでしょうか?
そう、アガベやパキポディウムには光を浴びさせ続ければいいって訳じゃないんです。
夜の暗い状態も植物にとっては成長のために大事な時間なんです。
こういう感じで植物を育てる上で結構勉強になることが、書かれています。
他にも、紅葉する理由や休眠の役割、亀甲竜等のつる植物の構造などなど……
ちなみに….
この書籍はAmazonや楽天ブックスでも購入できますが、図書館でも借りられます。
私は昨今の物価高のために節約して、少しでも植物代に充てられたらということで図書館で借りました。
効率的に読もう!
ぶっちゃけ、読書の習慣がない人にとっては図書館で借りた本を1、2週間で読んで期限内に返すのなんて難しいですよね。
せっかく借りた本を読み切れない、借りたはいいものの読むヤル気が出ないなんてザラです。
なので、読書は習慣化して無理やりにでも1ページでも読んで習慣づけることが大事です。
でも、読書の習慣化ってかなり難しい。
あなたが毎日、仕事、家事、勉強に追われる中で読書する時間を確保するのは苦労してますよね。
実際問題、私も時間を作る解決策は未だに分かっていません。
上記の理由から、
本を買うお金をかけずに効率的に読書の習慣を身に付けたいなら、
図書館で借りた本をAmazonオーディブルを使って読む。
が最適解です。
Amazon Audible(オーディブル)というのは、本を朗読してくれるAmazonのサービスの事です。
最近はよくCMでもやってますね。
朗読してくれるので、あまり体力を使わずに読書できますよ。
ただし、Amazonオーディブルは音声の再生だけで文字は表示できないので、本を手元に置きながら再生することをおすすめします。
「面白くて眠れなくなる植物学」は1倍速で3時間35分、2倍速で1時間47分の再生時間でした。
速読術を学ばないとこんな速度ではふつう読めないので、おすすめです!
これなら、図書館で借りた本も期限内に返せるし、読書も朗読してくれる音声を聞くだけで効率的に本を読み切れます。
簡単に読み切れるので、習慣化の伸びも全然変わってきますよ。
ちなみにAmazonオーディブルは、
Amazon会員なら1ヵ月無料ですぐに利用可能です。
利用はこちらから
まとめ
今回は、書籍「面白くて眠れなくなる植物学」をご紹介しました。
園芸に興味があるひとや、
植物を学問的に理解したいひとにとっては刺激になる内容だと思います。
まだまだ私は園芸を極めたいので、本を探していきたいと思います。
良い本があったら教えてください~。
ではまたッ!
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